・認識のズレ。
ぼくらの世界は、往往にして、認識がズレる。ぼくの会社ではそれを「視界の個別性」という概念で捉えていて、個々の認識がズレることを前提としている。だから、協働する際はまず視界の認識を揃えることからはじめる。ほんとうに、この点を徹底している。
しかし、残念ながら一般の社会では「視界がズレること」というのは、前提として捉えられているわけではない。なにか問題が発生して、その原因を考えたときに初めて「お互いの認識のズレ」がテーマに上がる。つまり潜在的に「視界の個別性」を認識しているにすぎない程度である。
よく考えると、なぜ認識がズレるかというと、そもそも「物事を適切に捉える行為」の難易度が非常に高いからだ。身近なことでは、自分で自分自身を捉えようとしても、うまくできない。たとえばお酒が飲めると思っていても、じつは2杯くらいで酔いが回っている。じぶんでは、少なくとも4杯は飲めると捉えている。
認識のズレが前提として、すり合わせるようになると、その後の問題をいくつも防げる。だから、めんどくさいのだけど、その習慣をつけようとしたい。自分に対しても。
今日も「頭サビ9割」に来てくださって、ありがとうございました。