・引き続き1位について書く。
ぼくは1ヶ月間の賞レースに参加して、最終的に1位になることができた。しかしその過程では、参加者との間で多くの葛藤があった。
順位というのは、ゲームルールに基づく成果の度合いを示している。だから成果を目的とした世界では、1位であることが「良し」とされ、順位が低いほど「悪い」とされる。
賞レースに参加して思ったことは、参加者の中には「成果の創出」を目的としていないものいるのであった。
もちろん、成果を残したくないわけではない。優先順位の話として、成果よりも「取り組む意義」という別にカテゴライズされる文脈にいるのである。
そして、どういうわけか前記の世界にて参加するひとから「成果」の世界で取り組むひとたちが批判的されることもあった。<私は意義を大切にしてるから〜>まるで成果の世界の人々が、意義を大切にしていないように思えるくらいだった。
成果を追求し1位になるためには、必然的な努力が求められる。その過程においては、意義が後回しになることもある。だからこそ、意義の世界から批判的な言動に捉えられることもわかった。
意義を語ることは美しい。しかし成果の世界で生きている側からすれば、1位とそれ以外でしかない。これでは、成果のみを追求するのでは、決して皆に納得されることはない、
成果と意義を、両方取りに行くことは難しい。しかし1位を目指すものは、その両者を狙う世界に行かねばならない。
今日も「頭サビ9割」に来てくださって、ありがとうございました。