東京にきて、一気に距離が近くなったもののひとつに「ホスト」がある。ホストとは、お客さんである女性に対し接客をする男性への名称だ。レストランが料理を提供するのなら、ホストクラブ(ホストが働くところ)はおもてなしを提供する。
新宿にある歌舞伎町という地域はホストクラブが多く、新宿という土地柄からよく通ったりするようになった。ぼく自身入ったことはないものの、歌舞伎町にはたくさんのホストクラブの看板があり、その雰囲気は一線を画している。
そんな歌舞伎町のホストのなかでも、最も有名な人物がローランドだ。「現代ホスト界の帝王」と称され、この2、3年で多くのメディアに取り上げられていた。自身のYoutubeチャンネルの登録者数は80万人(2021年5月現在)を超え、ホストという枠に囚われない人気を獲得している人物なのだ。
彼の出演するメディアを見て、多くのひとがホストに対する認識を変えたことだろう。おもうに従来のイメージとしては「チャラい」「汚い」など、どうしてもネガティブなものがあった。しかし彼の言動は極めてスマートであり、女性への真のおもてなし心も見て取れる。人間として、男としてリスペクトに値するのだ。
そんな「ローランド=ホスト」と認識するのは不適切かもしれないが、ローランドが「ホスト」という概念へもポジティブな影響を与えているのは事実だとおもう。
また同じように、ローランドのように売上の高いホスト(No.1ホストと呼ばれる)の密着動画を見るようになったのだが、彼らは総じて尊い。単にホストではなく、営業マンとして大切な思想や、それに基づく姿勢があるのだとおもった。
顧客に向けた入念な準備や、接客中の心配り。それがあって、ホストそれぞれの個性が活きている。営業マンとして、そんな準備や配慮の重要性を強く気づかせてもらった。
今日も「頭サビ9割」に来てくださって、ありがとうございました。