・どんよりとした天気が続く。
ここぞというタイミングに限って雨が降るから、なんだかやりきれない。良くも悪くも梅雨が顔を出してきた感じがして、すこし憂鬱になる。雨が降ること自体は嫌じゃない(というより仕方ないと割り切れる)けど、そのせいか社会全体が暗くなるのは嫌だ。笑顔が売りの花屋のお姉さんも、いつもより表情がこわばっているし、お花だって心なしか鮮やかじゃなくなっている。
ぼく自身、雨が降ることでモヤモヤした気分になる。ある意味、創出しない喜怒哀楽が体内に積もっていくような感じだ。それは積もれば積もるほど、息苦しくなっていくので、なんだか悲しい。
とはいえ、雨が降るor降らないに問わず「創出されない喜怒哀楽」というのは多分に存在する。とくに「怒る」や「悲しい」という感情は、人為的に出したり出されなかったりしている。たとえば、いきなり怒るタイプのひとは、ふだん創出されない「怒り」が多い。一方でふだんから、なにかに怒っているひとほど「いざ!」といったときに「怒ること」をしない。
雨の日に思うことは、感情というものを、ひとは良くない状況であるほど創出させないようにしてしまう。むしろ感情を創出できるのは、極めて状況の良い場合か、よほど極めて状況の悪い(追い込まれた)状況だと言えるのだとおもった。
今日も「頭サビ9割」に来てくださって、ありがとうございました。もう一個書きます。