・理不尽なことなんてのは、ずーっと起こっていて、やっぱりむつかしいとおもう。
女性蔑視と受け取られる発言によって、波紋を広げている森喜朗さん。彼は東京五輪組織委員会の会長を務めているが、辞任を迫られている。発言の釈明会見では謝罪したものの、どこか不服そうにしている森会長がいた。それを受け、元大阪府知事の橋下徹さんは、こう言っている。
森さんがこれまで7年間やってこられた会長としての職務はものすごい大変な業務なんです。大阪でも大きなイベントやるときに僕も知事、市長としてやりましたけど、本当大変です。でもそういうのってなかなか世間には伝わらないんです。だから森さんは7年間、ここまでやってきたのに、このひと言で、こんな言われようをするのかって腹の中でふつふつと煮えくりかえってったっていう気持ちはすごい伝わります。
なんだか、わかる気がした。無論、森さんが言ったことは、個人的に好ましいものではない。その一方で、森さんの活動におけるほとんどを知らないひとたちが、”その発言によって”、森さんを評価するようなことには違和感がある。きっと彼は東京五輪を実施させ、成功させるために尽力した。それなのに、たったひとことで・・・そうおもうと、なんだかやりきれない。彼のなかには、一種の理不尽さがあったんじゃないか。
あくまで森さんを擁護したいのではなく、彼の立場もわかるということ。理不尽とおもえるのは、ずーっと起こっていて、やっぱりむつかしいとおもう。何歳になっても、あるよ。しかし理不尽と捉えると、脳が学ぼうとする機能を停止させてしまうから、適切に判断するのがいい。その方法はまだわからないから、また考えよーっと。
今日も「頭サビ9割」に来てくださって、ありがとうございました。エマニエル夫人。もう寝る。