・雨が降っていた。
金曜日や、土曜日には雪が積もるというニュースを見たけれど、結局は雨だった。ずーっと降っていたのかな。この週末もいつもどおり家にいて、ご飯を食べるときだけ外に出た。
麻婆豆腐を食べようと思って、神田に向かおうとおもった。外に出ると、傘を持っていないことに気づく。おそかった。でも雨はそこまで強くないし、そのまま駅にむかう。
ぼくは昔から「傘をささずに雨に当たる」のが好きだ。なぜなら雨に当たることで、自然を感じることができるからだ。それは外の空気を吸うよりも、太陽の陽を浴びるよりも、効果のある手段である。
ただでさえ、発展した日本に住んでいる。そのうえ都市に住んでいると、自然を感じるのは、意図しないとむつかしい。それに、このご時世で外出を控えようと言われている。ああ、もう自然を感じることなんて、よっぽどできないものだよね。
自然を感じられると、なにがいいとおもう?自然を感じることで、自分自身も「自然」になれる。感情が淀みなく、ありのままに出て行く気がする。その感情が良いことでも、悪いことでも、心の中に留めておくしかない状況よりもずっといい。
自然を感じることで、「人間らしくなれる」といえるかもしれない。いや「生き物らしくなれる」だな。きっと雪が降っていれば、もっと生き物らしくなれただろうね。
今日も「頭サビ9割」に来てくださって、ありがとうございました。