会社に来れなくなっているひとがいる。厳密には、来れるときと来れないときがある。元気だったのに、突然来なくなったと思えば、1週間くらい休んでしまう。それが繰り返し起こっている。
そのようなひとに、仕事を振るのは怖い。しかも休む理由がアンコントローラブルだからこそ、どのタイミングで回復しているかが分かりづらい。会社としては、気を遣わざるをえないのは事実だとおもう。
しかしうつ病と診断されていて、最も辛いのは本人だ。「気を遣われている」と感じることが苦痛なのに、その状況を変えられないのだから辛いに決まっている。そんなひとに対して、まわりのひとはどうしてあげられるだろう。
実際に自分が”まわりのひと”になったときに、仕事上休まれることで「そのひとの分の仕事」を自分が担わなければならない。その結果「早く復帰してほしい」という自利的な思考に陥ってしまうこともあるのだった。
「居場所を作ってあげる」「待つ」「寛容な心で接する」などのマインドセットを作るのは、簡単のように見えてむつかしい。これは不登校の親が「学校なんて行かなくても良い」と子供にアドバイスをするのが、むつかしいのと似ている。
とにかく考えてみたけど、よくわからない。もしかすると「答えがわからない問題」だからこそ、その当事者に行動(答え)を迫るのもどうかなあとおもった。もしそれで間違えたときに、傷つくのはそのひとなのだから。
今日も「頭サビ9割」に来てくださって、ありがとうございました。ひさしぶりに、わからないことをわからないまま書いたよ。