社会人1〜2年目というのは、総じて不安になるのだとおもった。大学生から社会人になり、いろんな意味で諦めが生まれる。「もう遊び呆けることはできない」とか「ほかの仕事をすることはできない」とか。そんな諦めてしまうことは、決して実現できないことではない。けれど1〜2年目のときは、成果も思うようにでないから諦めてしまう。
そのような不自由さを頂いたまま「今の仕事のいいのかな?」と不安を抱く。はじめて真剣に、キャリアと向き合うひともいる。しかし、別に大したことができるわけではない。そのタイミングで「自分のしたいこと」と向き合っても、圧倒的にできない自分の前に、思ったように「したいこと」もでてこない。それがまた不安を加速させる。
社会人1〜2年目の段階で大事なことは、Will(したいこと)を考えるのではなく、Can(できること)を増やすことなんじゃないかと思う。つまり、まだWillと向き合うのは早いような、中途半端なタイミングだと感じている。与えられた仕事のなかで、できることを増やしていくと、その過程でしたいことがクリアになっていく。
それは決してできないことばかりの不自由な状態では、発想もつかないことなのだ。
キャリアへの不安というのは、不自由さか生まれる。まずはできることを増やすことで、自由な立場を確立する。そのなかでキャリアを選択すれば良い。
今日も「頭サビ9割」に来てくださって、ありがとうございました。