ふと振り返ったときに「どうして、こんな簡単なことができなかったんだろう」とおもう。ほんとうは、振り返ることもしない。それほど当たり前であり、自然であることに「生活」は囲まれている。たとえば、九九だって「インイチがイチ」だったわけだ。時計すら一番上が「12」で右が「3」、下が「6」で左が「9」と覚えたわけでしょう。英語だって「I have a pen.」だったんだ。
コンサルタントの仕事も、そんなことの連続なのだとおもう。習っては、使ってみて、自分のモノにする(得る)。それを”習得”というわけだが、できるようになると「当たり前」のように思えてくる。だから、決してむつかしくても諦めない。簡単なことも、はじめは歯をくいしばるし、できるイメージがないものなのだ。簡単なことも、むつかしい顔をしてやってくるのだ。
まだまだできないことがあるけど、そんなときほど楽しい。まるで、青春だ。力がなくて、自由がなくて、もがくことが楽しかった。そうおもうから、ぼくはこの仕事をもう少し続けたい。
今日も「頭サビ9割」に来てくださって、ありがとうございました。僕の人生における、新しい青春を手に。