ひとに想いを伝えることは、むつかしい。そのなかでもぼくは、フィードバックというのが苦手だ。相手の成長につながるようなメッセージではなく、ただ自分が感じたクレームに近いことを言っていることがある(それが成長につながることもある)。
そういえばじぶんが学生のときに、「誰かのために」を思って発言しているときは、たいてい「自分のため」だったのよなあ。自分がトクするために、言っていた。特に、同じような立場のひとにはね。
きっとじぶんより若いひとには、そのひとの成長を思って発言していたこともあった。しかしそれも相手に成長してもらうことで、自分がトクするから言っていたところもある。そんなものだ。
ひとのためを想うのは、なにか理由があるからかもしれない。相手に好かれたい、とか、相手を傷つけたい、自分の承認欲求を満たしたい。そんな理由があることは、悪くない。けれど理由があまりにも自利に寄ってしまうと、相手は引いてしまう。
「結局”わたしのため”を思ってくれるフリをして、自分のためなんだ」ってね。
ひとに対しても、そんなことを思う。「〜のためを思って」と言いながら、その奥で自分のことしか考えていないひとが怖い。
今日も「頭サビ9割」に来てくださって、ありがとうございました。