・正直、ほろ酔いです。ただ、書いてみようと思います。
昨年に引退したイチロー選手は、彼自身の人生を振り返った。
僕は野球をプロとしてやってきたけれども、小学生中学生のときにやっていた野球とは全く違って、そういう楽しさはゼロだった。プロになるとやっぱり責任が付いて回るので、うまくいったときの気持ちよさというのは、もう言葉では表現できない。
口ではもう説明できなような快感があるのだけども、基本的には失敗と常に向き合うことの時間になるので、すごく大変なこと。だからもう一度、同じ人生を野球選手になりたいかと聞かれたら、やるという、はっきりとやりたいと言うことはできない。
僕は上記のようなことを、少しは共感することができた。また僕の4月からの経験というのは、イチロー選手とは比べ物にはならないものの、プロとして歩んでいるのだと思う。
きっと何かを経験したときに、良いことに焦点を当てるのがアマだとしたら、プロは悪いことに焦点を当てる。それはプロが「プロフェッショナル」としての責任を感じているからこそ、より良くしなければならないと考えるからだ。
アマであれば、趣味として「楽しく」取り組めば良いことはたくさんある。野球であっても趣味であれば、たった1本でもヒットを打てさえすれば満足できる。しかしプロの野球選手は、もっと深い思考で取り組まなければ満足できない。
きっとプロとアマの違いは、責任から生まれる取り組む姿勢に現れるのだと思う。そうするとプロになってしまえば、むかしアマとして親しんでいたことが、親しみづらくなるし、好きでなくなることもある。
プロというのは、好きなことが好きでなくなるほどに、自分の悪いところを見つめ、より良くしようとする姿勢が求められるのだと思った。
今日も「頭サビ9割」に来てくださって、ありがとうございました。