頭サビ9割

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〜自分と向き合う時間〜

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ハップルパフ

Cliffs Of Moher, Ireland, Moher, Ocean, Clare, Cliffs

ハリーポッターを見ている。1作目の「賢者の石」が上映されたのが2001年だから、約20年前の映画になる。それでもその間で、何度も見たのだった。すると3時間弱の映画にも関わらず、どのシーンも鮮明に覚えているものである。それは、どのシーンにどんなことが行ったか、ということを事実として説明できるくらいだ。

20年という月日の中で、シーン自体は変わらない。しかし、そのシーンに対する解釈というのは変わっていくのだと思った。たとえば作品を通じて「魔法使いvsマグル」という構図がある。これは以前であれば「エリートvs落ちこぼれ」という意味だったかもしれない。しかし今では明らかな「人種や国籍による差別意識」の象徴と解釈されうる。

これは時間の経過とともに意識せざるを得ない社会背景を受けて、意図せずに解釈が変わったのだ。

また、新たなことを感じることもある。何度も見たからこそ、以前では気づかなかったような箇所に機微になれる。たとえばホグワーツにおける4つの寮だと、どうしてもグリフィンドールとスリザリンに目がいきがちだった。しかし今回の視聴では、それ以外の寮の生徒に意識がいく。

特に『賢者の石』のラストにて、ハップルパフの生徒は素敵だった。学年度末の各寮ごとの得点発表において、グリフィンドールが優勝する。その際に隣に座っていたハップルパフの生徒だけ、グリフィンドールの生徒を讃え、同じように喜ぶのである。ハップルパフに組み分けられる生徒の誠実さや。仲間想いの一面が見て取れるシーンだった。

以前にはなかった、自分が4つの寮でいうと「どこに組み分けられるのか」も考えるようになった。決して、どこに入寮したいかではなく、自己分析的に判断する。不朽の名作と呼ばれる作品は奥が深いからこそ、見るたびに解釈が変わるし、気づきを得る機会になると感じた。

 

今日も「頭サビ9割」に来てくださって、ありがとうございました。ちなみにぼくは、ハップルパフに組み分けられると思います。