ひとは変化を嫌う。本音を伝えるだけで、あっという間に今までの関係が変わることだってある。感情を吐き出すことが、すべてのひとにとって簡単なことではないから。「この気持ちを伝えたら、どう思われるだろう」という不安を抱えて、言えないひとだっているのである。
知らなかったけど、自分もそのひとりのようだ。おどろいた。
ぼくは感情の起伏があまりでず、平坦なコミュニケーションを取る。それはつまるところ、伝えることへの恐怖の結果なのである。「どう思われてもいい」と感じたひとに、なりふりかまわず伝えられるのは、逆説的には「こういうふうに思われたい」というイメージできるひとに”伝えられないこと”があることだ。
感情を吐き出すことの大変さ。結果的に周りから「何を考えているか分からない」と思われる。自分でも「自分の本当の気持ちが分からない」のだから、そう思われても仕方ない。しかし自分を知り、また知ってもらうことは、冒頭のようなネガティブなことだけではない。より深い関係になれる。そうでしょう。
多くのひとと深い関係になれるひとは、感情を出すのが上手なんだな。
今日も「頭サビ9割」に来てくださって、ありがとうございました。