お笑い芸人は辛い。自分自身を「面白い」と思ってお笑いの世界に入ったのに、「面白くない」と言われることがある。これは営業が下手だと言われるのと違う。スキルではなく、価値観を否定されるのだ。
とはいえ、ある芸人が言っていたのは「やりたいことをやっていたから、売れてないときも幸せだった」ということ。このやりたいことは「お笑い」を指すけれど、ひいては「自分のやりたいお笑い」という意味合いだ。
否定への対応は2つで、受容か無視だ。ふつう否定が多くなるほど、自分のスタイルを変えたくなる。だからこそ「じぶんのやりたいお笑い」を貫けるひとは、幸せだな。否定が頭に残って、お笑いを貫けないものである。
ちなみに「面白い」と言われたい人は、「面白くない」という言葉が1番嫌だと思う。それでも、耐える。ぼくだったら「もっと面白くなってやる!」と思うな。(それと同じくらい、そんなことを言うやつが大っ嫌いになるけれど。)
あくまで自分のやりたい、と思った価値観を曲げず、どうやったらもっと面白くなれるかを探求する。否定されたら、型を無くして一から学び直せる営業マンとは訳が違うのである。やはりお笑い芸人は、辛い。
今日も「頭サビ9割」に来てくださって、ありがとうございました。