ソフトバンクの柳田が2018年、打率.352で驚いた。柳田といえば、フルスイングでおなじみであり、ホームランもシーズンで30本を超えるパワーヒッターだ。それなのに何という高打率…知らなかった。
自分にはとてもじゃないけど追いつけない、と思った瞬間にそのひとを超えるのはむつかしい。脳が超える方法を、考えられなくなるからだ。一方で超えられる!と強く思っている限り、脳はその方法を考えようとし続ける。
「憧れ」というかたちで他者を参照する際に、嫉妬がある場合はまだ自分が誇らしいな。そこには、その相手に追いつけるという想いや、追い越すという気力があるように思う。しかしただ「羨ましい」と思うのに、強い想いは見られない。
柳田がまるでイチローと松井を足したような成績を残したとき、どれほどの同業者が彼を憧れたのか。自分のひいきにするチームの選手が、「彼は別格だ」と諦めているように思えてならない。
自分が働く会社の中でも、同じように考える。ハイパフォーマーというひとたちを”別のもの”だと思ずに、真っ当に嫉妬し続けていたい。まだまだ「憧れる側」だけど、見ていろよ、と思う自分もいる。
今日も「頭サビ9割」に来てくださって、ありがとうございました。