・「おまえはイケてない営業してんなあ」と言われ、なんだか恥ずかしい気持ちになったのだ。
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いわゆるテレアポと呼ばれる電話営業は「アポどり屋」になりがちだ。アポさえ取れればいい、そのあとは「ザ•営業」として扱われるフィールドセールス(現場営業)のひとがなんとかしてくれる。そう思う人も多い。
でも実際にテレアポをしていて、そう思われるとなんだか居た堪れなくなる。そんなもんじゃない、という気持ち。テレアポと言われる業務のやりがいは、単なるアポ取りに限らない。顧客になりうる企業にとって、はじめて関わる存在だ。
ぼくの会社はコンサル会社であるから、顧客にとって”はじめてのコンサルタント”として見られる。そうであればまず、自分の会社を体現するような存在であり、コンサルタントである必要があると思う。
「おまえはイケてない営業してんなあ」と先輩がぼくにいったのは、「弊社らしさ」のない営業だったのだろう。テレアポという仕事(ぼくの働く会社ではコール業務と呼ぶ)をどう定義して、その仕事をする自分にどんな自己定義を置くか。
アポどり屋とも言える。見込み顧客を育てるひとたちとも言える。またコールセンターのひととも、コンサルタントとも思えるよ。どんな自己定義を置くか、というのがモチベーションを左右して、未来をも変える。
今日も「頭サビ9割」に来てくださって、ありがとうございました。