・ひさしぶりのトゥリラー。
マイケルジャクソンが亡くなったのは、たしか中学生のときだった。訃報のニュースが連日流れて、幼いながらに「あぁ、惜しい人が亡くなったのだな」と思った。
それ以来、メディアとしてようやく整備されはじめたYouTubeを通して、たくさんの映像を見た。伝説のスーパーボウルでのハーフタイムショー、モータウン25周年ではじめて披露されたムーンウォーク。
さまざまなものの中でも、いまも、これからもずっと好きなのはスリラー。13分にわたるMVでは、サビまでにかなり時間をかける。そんな焦らしの構成が好きだし、サビに至るまでのストーリーも好きだ。
当時は英語力も低かったから、なにを言ってるかが分からない。スリラー(thriller)すら「th」の発音が聞き取れなくて「トゥリラー」に聴こえていた。それでもマイケルの魅了性、曲の完成度の高さによって何度も見てしまう。
ほんとうに良いものは五感で感じるものだから、たとえ言葉がわからなくても本能的にわかる。本能的に良いものがわかる、という感覚はマイケルとの出会いによって得たのだと思っている。
今日も「頭サビ9割」に来てくださって、ありがとうございました。