『マイ・インターン』とかいう、全員が幸せになれる映画を観た。主演がロバート・デニーロとアン・ハサウェイという、めちゃ有名なふたりであることながら、監督がナンシー・マイヤーズだ。
ナンシー・マイヤーズさんは、『プラダを着た悪魔』で日本でも広く認知されているように、女性の生き方について描いた作品が多い。特に恋愛モノになると、彼女の右に出るものはいないほど、ストーリーに秀でたものを描く。
『マイ・インターン』は、ふだん恋愛モノを描いているナンシーさんがあえて「男女の友情」について描いている。男女の友情というのは、理想として語られることがあっても現実的には難しい。その難しさを自然に克服しているという点は、ナンシーさんの評価されるべきところである。
そんな作品を見て1番の感想は、「全員が幸せになれる映画」だということだ。ストーリーの展開として、いわゆる「二項対立」が用いられることがあるけれど、本作品では対立する様々な二者がポジティブに交わっていく。最後には、みな幸せな顔をしている。
誰かを貶めて、自分や大切なひとを幸せにすることより、全員を幸せにするほうが良さそうだ。けれどそれは理想論であって、現実ては叶わないかもしれない。だからこそ、フィクションの世界で”自然に”「全てのひとの幸せ」が描かれていることに、大きな価値を感じた。
今日も「頭サビ9割」に来てくださって、ありがとうございました。もう眠たいので、寝る。