・まず、食感が悪くならないようスジを取り除いておきます。そしてフォークをつかって、肉の部分をどんどんと刺していきます。下味がつきやすいようにするためです。ここから、塩・コショウ・おろしにんにくと、しょうがをまぶして、酒と醤油をかけます。あとはしっかりと味がつくように、揉み込んでいきます。だいたい5分くらいしたら味がつきますが、ひとによって30分、1時間、一晩と変わっていきますね。
たいてい、こうやって下ごしらえをした「唐揚げ」というのは美味しいです。十分に味がついているから、うすーく片栗粉をまぶして、油に入れればサクッとあがります。いわゆる「外はサクッと、中はジューシー」です。
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話が少し変わりますが、「チューボーですよ!」という番組がありました。その番組の中での名物コーナーで「未来の巨匠」というのがあり、一流のレストランで修行する若手の「下ごしらえ」にフォーカスが当たっていたのを覚えています。
ぼくはそのコーナーが大好きでよく見ていました。そこで、おいしい料理というのは臭みをとったり、食感を揃えたりする工夫がみられるものなのだと知りました。そしてその「下ごしらえ」があるからこそ、料理はおいしくなると学んだのです。
料理で例えると、準備の重要性を強く考えさせられます。それだけでなく、料理をするときには、しっかりと準備をしようと思うはずです。しかし準備というのは、真剣に取り組みたいことならなんでも大事だし、必要になってきます。分かっているなのに、なかなか準備ができないときは、料理の「下ごしらえ」を思い出そうと思いました。
今日も「頭サビ9割」に来てくださって、ありがとうございました。