・人の心というのは、科学できるのでしょうか。
心理学というのを、少しかじったことがある。それで分かったことが、「人の心に”絶対”は無いこと」だ。例えばピンチに陥ったときの心情は、たいてい「焦る」ということだけど、人によっては「焦らない」。「楽しい」がすぐにやってくる場合もある。
つまり心理学というのは、あくまで帰納法的に「〜という傾向があると”言える”や”考えられる”」という程度であり、絶対を持って証明できない。
その前提の上で人の心を科学し、ある程度の傾向が分かったとする。それにしてもやはり、”思うがままに”人の心を操ることはできない。しかしもし一定のレベルで操ることができたら…人のことをバカにしてしまうだろう。”思うがままに操っている”、と信じ込むことだってありそうだ。
相手の”心の中”を分かった気になり、自在にコントロールできたとして、尊敬の念を持ち続けられるのかな。そんなときに「自分がどんな顔をしているのか」というのを見てみたい。「自分を見る鏡」というのがあったら、笑顔の奥にある”いやらしさ”で、不気味な顔になっていないか心配だ。ねえ?
今日も「頭サビ9割」に来てくださって、ありがとうございました。