・ぼくの会社は変だ。
ぼくが入社した企業はボーナスが一人ひとり違っていて、そのひとの成果によって決まる。その成果というのも営業成績を残したとか、プロダクトを作ったとか、そういうパフォーマンスだけじゃない。「人としてどれだけ成長できたか」という、ーー会社ではストレッチと呼んでいるのだけど、”精神的な側面”も成果に加味される。
だからぼくの会社では、みんな”人としてあるべき姿”と真正面に向き合う。若い頃は自分の至らなさ、つまり短所を克服しようとするし、ある程度経てば長所を伸ばすように促される。会社に入りたてのぼくは、短所の治療をおこなう真っ只中だと言えるかもしれない。
その影響もあってか、この会社にいると自分の長所よりも短所ばかりに目がいく。短所ばかり目がいくと、うまくいったとしても、それがマグレかもしれない。それにマグレでなかったとしても、できると思うのは流石に傲慢だ。そんなふうに思ってしまう。けれど毎日、一生懸命に働けば「できること」はふつう増えていくものだろう。
「新人はできることを認めるのが難しい。」今日、上司にしてカッコいい先輩からこんなふうに言われた。けれどやはり「できること」というのは側から見れば、あるんだろうな。いかにその「できること」を認めてやれるか。それが自己肯定感の高い人と、低い人の違いなんだろう。
今日も「頭サビ9割」に来てくださって、ありがとうございました。