・スタンドライトがほしい。
落ち着いたと思ったコロナウイルスの猛威が、またやってきている。マスクが必要だなあとか、アルコール除菌も買おうとか。コロナ対策で買わなければならない(Must)ものがある。
でもこの状況下で、ほしいもの(Will)も確実に増えている。というのもオフィスに出社していた勤務形態が、またリモートに変わった。だから家で過ごす時間が増え「おうち時間」をどうより良くするのか、というのと向き合う機会が増えたのだ。
イケアのスタンドライトがほしい。ティファールのフライパンがほしい。サンタマリアノヴェッラのフレグランスがほしい。ーーあれもほしい、これもほしい、もっとほしい、もっともっとほしい…。ブルーハーツの『夢』のように、ほしいものが増える。
なぜほしいものが増えるのかというと、「家にいること自体」をより幸せなものにしたいのだ。一人暮らしをはじめて3ヶ月、生活必需品は揃っている。今ほしいと思うのは、家にいることを幸せにする「愛着を湧かせるきっかけ」なのである。それを一つひとつ感じては、集めていく。
好きになる、ということは「瞬間的なもの」ではあるけれど、一方で好きだと思える欠片を揃ていく「段階的なもの」でもある気がする。だから家にいることを好きだと思えるために、愛着が湧くようなきっかけを、好きな家具や小物を通して作る。
それらがある程度集まったときに「家にいるのが、好き」と思えるなら、やはり「ほしいもの」は欠片であって、”愛”は欠片の集合体だとも思える。好きになってゆくプロセスについて、ぼくはいつもそんな「段階的なもの」が多い気がした。
今日も「頭サビ9割」に来てくださって、ありがとうございました。もしかして明日仕事ですか。