・たまに、笑いのパワーについて思うことがある。
いままでだと、M1グランプリかなあ。なんども見ていると、ちがうものが見えてきたり、どうしてこういうふうにつくったんだろうとか、たのしい疑問が湧いてきたりして、おもしろい。ほら、やっぱり1回目は推しの芸人さんを応援するわけで、「あんまり売れてないひとたち」をがんばれって言ってた。でも2回目だったら逆に、立ちはだかる壁のような「すでに売れているひとたち」を応援してもいいじゃない。
そんなときに、ただ笑っているだけじゃなく、応援しながら「応援されている」ような気分になる。かくじつに3回目以上になると、彼らのおかげで「がんばろう」って思えている。
芸人さんに垣間見えるネガティブな部分が、笑いとして昇華しているときは、やはり強烈なパワーがある。デブとか、インキャとかの容姿や性格に関係すること。競馬で100万すったとか、いじめられたとかのマイナスイメージが先行するエピソード。そういったネガティブなことを「ネタにする勇気」というか、自分のリミッターを外してコンテンツにする強さを芸人さんは持つ。
ぼくはというと、最近イヤなことや自分の弱みを「笑い」に変える努力をしている。そこまでイヤなこと、というのはないけれど「ネガティブ」を外に吐き出す習慣を作っているのだ。ただ吐き出すと、周りはいい気持ちしないから、せめておもしろくしたいのさ。
今日も「頭サビ9割」に来てくださって、ありがとうございました。