・ぐるりとnoteをみていたら、いきなりハッとした。
クリエイティブにとっての最大の敵となることば、それは「そんなことやってる場合じゃない」だ。
このことばは非常な説得力をもって他者を縛り、窒息させ、つまらなくしてしまう。クリエイティブを、たのしみを、さらにはライフそのものを、奪い去ってしまう。誰かから「そんなことやってる場合じゃない」と言われたときはもちろんのこと、自分でそう思ってしまったときは、なおさら気をつけよう。「そんなこと」こそが、ぼくらを育ててくれるのだ。意訳すると糸井さんは、そういうことをおっしゃった。
引用:クリエイティブにとっての最大の敵。著・古賀史健
古賀史健さんは『嫌われる勇気』を書かれた方だ。尊敬する人に勧められて、彼の著作『20歳の自分に受けさせたい文章講義』を読んだこともある。そして今、ぼくの文章スタイルには彼の影響が大きくあるといっても過言ではない。
そんなひとが、クリエテイティブについて言っていたこと。それがクリエイティブの最大の敵が「そんなことやってる場合じゃない」という”ことば”であることだ。
「そんなこと」というのは、はたから見ると邪魔で、無駄で、蛇足とも捉えられること。しかし、そんなことがクリエイティブな発想を生んできた。僕自身も、経験的に感じている。
しかし今のぼくは「ハッとした」のだった。心のどこかで、クリエイティブな行為を”ないがしろ”にしていたから。そんなときに、なにかにつけては「そんなことやってる場合じゃない」と片付けていた。
今年のはじめには「ヒマな時間は読書!」と意気込んでいたものの、すっかりと本を読まなくなっている。そのときにも、言っていたよねえ。「そんなこと」をないがしろにしない。
仕事をはじめると、生産性をあげる取り組みは必須になるだろう。だけれど、クリエイティブに関しては生産性を上げれば成果が出るとも限らない。むしろ、出ないんじゃないか。そのことは、忘れずにいようっと。
今日も「頭サビ9割」に来てくださって、ありがとうございました。