頭サビ9割

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〜自分と向き合う時間〜

ダウニーの柔軟剤 #300

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・東京での勤務のために実家を離れ、一人暮らしをはじめた。生活をはじめるためには、必要なものがいくつかある。「家」や「水道」「電気」などのように、生活レベルを0から1にする際に必要なものがあれば、生活レベルを1から10にするときに必要なものもある。「柔軟剤」は後者に当てはまり、家にあれば「生活しているなあ」という感じになる。

しかし柔軟剤というのは、購入する際にかなりの意思決定を要する。なぜならボトル1つには、かなりの量が入っているからだ。驚くなかれ、うわさでは3ヶ月から半年ほど持つらしいのである。その上それによって、ひとの「におい」が左右されるわけだ。そう考えると柔軟剤の選択が、ぼくにとって重要であり「物件を決めること」より難しいのは間違いなかった。

そこで、ぼくが購入したのはダウニーの柔軟剤だった。ダウニーというのは、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)が主にアメリカや東南アジアで販売している柔軟剤のブランド名だ。P&Gの日本法人からは販売されておらず、日本国内では輸入代理店が販売している。そのにおいは独特で、名前を知らずとも一度は嗅いだことがあるかもしれない。

ではなぜ、ダウニーなのか。それは、今までに買ったことがあるからだ。実は大学生の頃に一人暮らしをしたことがあって、そのときに使っていたのがダウニーだった。その経験から使い心地も悪くないし、においも割と好きだし…と感じて意思決定を行った。実際に使ってみると、ひさしぶりに嗅いだ「におい」は一瞬で部屋中に広がっていく。思わず「うぉぉ、なつかしい…」と唸ってしまうほどだった。

それでも、ここに書いているのは「ダウニーの良さ」を伝えたいからではない。ぼくはなにも考えずに、ダウニーを購入してしまった自分を変えたいと思っている。だから戒めとして、ここに書いているのだ。というのもダウニーを買うことは「大学生の自分」が行った意思決定をそのまま継承したことを意味する。つまり、楽をしたのだ。社会人になる今だからこそ、そんな楽をしてしまう自分とおさらばしたい。

ああ、もう社会人かあと、少しずつ実感がわく。東京での勤務が決まり、「物件を探さないと」と思いながら2月は逃げるように過ぎ、3月も去った。そして4月になる。おそらくこの時期に、たいていのひとは大学生活を振り返るものだろう。それは少なからず変化する環境を、以前の環境と比較するなかで回顧しているのだ。ぼくはダウニーを通して大学生の自分を振り返り、楽する自分から卒業しようと思った。

 

今日も「頭サビ9割」に来てくださって、ありがとうございました。