・ふと、気づいてしまった。ぼくは、めんどくさいやつだ。めんどくさいやつは、こだわりがつよい。ぼくは「こだわりがつよい」から、めんどくさいのである。きっと、ぼくのことを知っているひとは「なにを今さら」と首を傾げていることだろう。
とはいえ、ぼくもみんなと同じように、自分を「めんどくさくない」と思っていたよ。でも、気づいてしまったのである。初対面とひとと話をしていて、自己紹介がてら、自分のことをバーっと話した。すると、じぶんは「すごくこだわりがつよい」とハッキリしたのだった。
実のところを言えば、「めんどくさいやつ」にはなりなくなかった。当たり前だけど、めんどくさいのは好きじゃない。複雑な手続きとか、長い説明を聞くのとか、できるだけ避けてきたのに、自分が「めんどくさい」というのは、なんて皮肉なことだろう。
たいていの自己嫌悪は、できないことがあって、そんな自分に腹を立てたり、悲しくなったときに生まれる。だけど嫌だなあと思うことを、自分がしていると気づいたときの自己嫌悪は、不意な感じで、なかなか慣れない。このパターンは、きっとぼくだけじゃないはずさ。
今日も「頭サビ9割」に来てくださって、ありがとうございました。