頭サビ9割

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〜自分と向き合う時間〜

3つのコンテンツ

「がっかり」させないようにしているのだ。 #252

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・モノを所有しないで、ずっとレンタルしてばっかりだったら、どうなるだろうと想像してみる。なんでも借りないといけない。今来ている服も、ご飯をよそうお皿も、ネットフリックスをみるパソコンも、ぜんぶ、借りることになるなら、きっとそれが当たり前になって、借りることへの「感謝の想い」は薄れていくだろう。逆説的には、まだまだ所有の時代を生きていて、たまにモノを借りようとするなら、ちゃんと感謝して持ち主に返すんじゃないか。「貸してくれて、ありがとう」ってね。

しかし、よくよく考えてみると、そんなことはないのかな。ぼくは海釣り公園でアルバイトをしていて、釣り具の貸し出しをするときに、ガッカリすることがある。貸し竿に糸が絡まった状態で返却されるのは、しょっちゅう。ときたま、竿と糸の間にエサのミミズがこびりついていることだってある。あれれ、借りる前の状態で返すのって、ふつうじゃなかったっけ。そんな気持ちになってしまう。

お金を払えばレンタルでも、感謝とか礼とかの類はもろもろ、薄まっていくらしい。友達からモノを借りるときは、”友だち”の所有物であるのに加え、お金を払っていないから、対価交換としての”感謝”があるのかもしれない。こんなふうに書いていると、ヒトのシステム的な部分にガッカリしてしまう。でもあえて、ここで「ガッカリ」について考えれば、ぼくたちは余りにも、他人をガッカリさせないようにしている。まわりが思っているであろう、自分像を壊さないように、期待に応えようとしている。

だからか釣り公園では、期待される自分が存在しない場所では、簡単に他者をガッカリさせる。そんな光景を見て、ガッカリするのと同時に、二面性にゾッとするのであった。

 

今日も「頭サビ9割」に来てくださって、ありがとうございました。