そもそも、どうして書くのか
といえば、書きたいことがあるから。
その上で書いたからには
「文章を誰かに読んでほしい」
そう思うのは、自然な欲求だ。
しかし、その欲求は
結果的に自分を苦しめる。
正直、あんまり読まれないから。
誰かに読んでもらうことを
期待すればするほど、ギャップに苦しむ。
それに、書くのは頭を使う作業。
読まれたい!と思って書いたものの、
あんまり反応がない。
すると書くことで
承認欲求を満たすのは難しくなる。
”たくさん読んでもらえるんじゃないか”と
思う心を一度捨てましょう。「書いたものが誰かに影響を与える」
とは思わないようにしましょう。
それでも、なぜ書くのか。
それは、自分の心が動いたから。
とある事象に対して
心が動いたにも関わらず、
その理由が分からない。
モヤモヤしているけど、
「ことば」にしたらスッキリするはず。
だから言語化する手段として、書くことがある。
あくまで自分がその理由を知るために、
”読者の自分”に対して、書く。
読みたいことを、書けばいい。
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田中泰延(ひろのぶ)さんが、
大学にやって来ました。
登壇された講演会に参加し、
いくつかのことを感じました。
巷の文章術本には、
書くことに対するポジティブな面が
かなり多く書かれています。
しかしこの本は
ネガティブな側面も書かれていて、
本質的な書く意味を
自分なりに感じることができました。
”書くことは、自分との対話である。”
今日も「頭サビ9割」に来てくださって、ありがとうございました。
食欲と読書欲が戻ってきた。