作家の坂口安吾の言葉を借りれば、
「それを表現しないと、死ぬしかない」
というくらい追い詰められているのか、
という自分への問いかけが作家にないと、
本当にいい表現はできない。とてものぼせた言い方ですが、
流行とかトレンドでなく、
服の持つ力を
自分が見せつけていかなければだめだと、
勝手に感じています。
デザイナーの山本耀司が引用したことばと、
その上で彼が思っていること。
あまりに刺激の強い発言であるものの、
目指すべき姿勢として腑に落ちる。
***
2日前ほどに、内定先のひとから
聞いた話でも同じようなこと
「志にも程度がある」
と教示してもらった。
”志”、つまり
「しなければならないこと」とはいっても、
それを、死ぬほど実現したいのか?
逆説的に言えば、
それができなければ、死ねないのか?
というニュアンスの問いかけ。
僕は今のところ、
その志が実現できなくとも
生きていけるし、死ねる。
そんなものとして、捉えていた。
少し悲しかったけど、
そんなものでしょう?
”命と引き換えにするほどの価値”
そう感じられるのは、今じゃない。
「簡単なこと」ではなく
「大変なこと」だけど
やりがいにあふれいている、
そう思えること。
それを、これからも繰り返したうえで
「志として死ぬほど実現したい」と
思える日が来る。
今は、志と距離がありすぎる。
しかし、いずれは”さだめ”に
自分を捧げられる生業を得たい。
今日も「頭サビ9割」に来てくださって、ありがとうございました。
秋は短い。飽きは身近い。