物事を探求しようとする心。
それを、知的好奇心と呼ぶ。
そうやって深く知ろうとする先には、
知識や理解の積み重ねがある。
平易なことばに言い換えれば、
「学ぼうとする姿勢」がある、ということだ。
いろんなひとと
いろんな話ができるようになりたい、とか
仕事で必要になりそう、だとかで、
ヒトは学ぼうとするらしい。
それらの一つひとつの
根っこの部分には、
共通のなにかがある。
おそらく、学んだ先にある
「喜び」を味わうことではないか。
***
小さいときに、
いいランニングシューズを買えば
足が速くなるとか、
ギターを買えば、
弾けるようになるとか。
本気で思っていた。
しかし思いとは裏腹に、
少し時間が経てば気づく。
「できない」ってこと。
どうしたら「できる」ようになるのか。
一歩ずつ踏みしめながら考える。
そして「できる」と思えたとき、
自分を心から褒めたくなった。
よくやったね、って。
学べば、自分はうれしくなる
ということを、
子どものころに繰り返せば、
知的好奇心の強いヒトの出来上がり。
***
「できない」
といった課題意識にモヤモヤしながらも、
愚直に解消して「できた」という喜びを得る。
この喜びはほんとうに大きいもの。
ドラッグのように、
一度味あわえばクセになり
「できない」ことを
探してしまう。
このような
知的好奇心のメカニズム。
回すためには「できない」と
素直に言うところから始める。
「できないこと」が多いからこそ、
「できる」喜びがいっぱいある。
だから、できないことは悪いことじゃない。
と、知的好奇心の強いひとは
分かっている気がする。
喜びを得るために、と思えば、
決して悪くない話でしょう?
今日も「頭サビ9割」に来てくださって、ありがとうございました。
「手ピカジェル」じゃ足りない。