むかし「メイド・イン・ワリオ」というゲームがあったよねえ。
僕はあのゲームが意外と好きで
みんなとマリオカートをするより、
ひとりでポケモンをするよりも、
割と楽しんでいた気がします。
あのゲームは他と一線を画していて、
ほんとうに「くだらない」コンテンツだったよ。
プレイしていたのが
小学生くらいの頃だったけど、
そのときですら、思っていた
「くだらない」ってね。
たとえば
「人の鼻の穴に指を入れる」
なんていう内容だったり、
「スパゲッティをフォークで巻き取る」
だけの内容だったり。
なぜそんな「くだらない」コンテンツなのに
楽しかったかといえば、
メイド・イン・ワリオが
身の回りにある「くだらなさ」を全て集めていて、
くだらないにしては「すごい」と思ってしまう
特異な存在だったからじゃないか。
それに、僕たちはやはり
「くだらないこと」が心では好きなんじゃないか。
***
任天堂のえらいひとたちが
”頭”と”時間”を使って
「くだらない」を作るとなると
「すごいと感じずにはいられない」
ということが、考えれば分かる。
100人いたら、100人とも「くだらない」って思わせるのは
意外とむつかしくて、
あのときの僕は
そんな「くだらない」を追求していた
メイド・イン・ワリオを尊敬していたのだろう。
「くだらないことをする」のは、まだまだ「人にしかできないこと」だ。
今日も「頭サビ9割」に来てくださって、ありがとうございました。
あつまれ!まわれ!さわれ!おどれ!みたいな感じ。