直接聞いたわけではないけれど、
とある人のすごさの秘訣をきいた。
とある人、仮にその人の名前を”Aさん”としよう。
Aさんの周りにいるひとと、話をしたとき
「Aさんのために働きたい!」
と聞くことがよくあった。
どうして、みんなAさんのために動くのだろう。
ずっと、かすかな疑問だったのだけど
”魅力”ということばで片付けていたものだ。
***
今日、フィリピンでのインターン先で
一緒に働いていたひととご飯を食べた。
帰り道に何気なく、
会社の同僚の話に。
その同僚は、日本人統括リーダーのひとりで、
「誰に対しても、信用することができる」
というひとだった。
それで、どうして誰にでも信用できるのか
と分析したのだけど、
その答えはこうである。
「とりあえず、なにかを任せてみる」
その程度というのは、大きいものでなくても構わない。
小さなことでも、とりあえずその人に任せてみるのだ。
そうすると、任せた以上は信用したほうが、
コミュニケーションが円滑になるなど、
より良い結果につながやすい。
そして、良い結果を残せば”信用の蓄積”が起こり、
それ以降も信用しやすくなるのだ。
「とりあえず任せてみて、信用する必要性を作る」
今までの経験を踏まえ、
このカラクリを誰にでも適用しているのではないか、
と結論づけた。
この同僚の話を持って、思うのは
Aさんも「誰に対しても、信用できる」
タイプのひとだったのだろう。
Aさんが「Aさんの周りのひと」を区別なく信用する。
周りにひとは信用してもらえるのが、うれしくて
「その人のために働いてみたい」
と思えたのではなのかな。
***
こういう話を論理的にするならば、
複数の要素を学術的な視点で
仮説立てるべきなのだ。
でも「「Aさんのために働きたい!」
とか、そういう類の話において、
信用してもらえるのがうれかったから
という理由は、
なんとなく当たっているのではないか、と思いませんか。
今日も「頭サビ9割」に来てくださって、ありがとうございました。
たぶん、どんな人からでも”1つくらい”は学べることがあるかなあ。