さっきまで
「今までの自分」をひっくり返されたようで、
くやしい想いをしていた。
ブログでも触れたことのある、
内定者と一緒に行ったワークショップ。
準備から打ち上げまでのあいだ、
一緒に企画した仲間から
ほめてもらえることがあった。
「ナオキケーのやさしさが伝わってくるねえ」
と、ぼくのことを
「やさしい」と言ってくれる。
なんと返せばいいのか分からなくて、
モジモジした。
それ以上に、
モヤモヤした気持ちがあった。
今までの人生を通して、
「やさしい」とほめられたことがなかった。
「性格の悪いひと」だと
自他共に認めていて、
それが個性であり「強み」であると思っていた。
ーー「やさしくて性格の悪いひと」
なんてありうるのか?
ーー性格の悪い自分はどこにいった?
と、モヤモヤしていたのである。
***
「やさしさ」とはなんだ
目に見えないもので、
相手の心の中にスッと入ってくる、なにか。
もしかしたら、それは「愛」なのかもしれない
と、ブルーハーツの「人にやさしく」に訊いて思った。
”愛をもって接する姿勢”
これができている人を見たとき、
人は「やさしい」と思うのかもなあ。
じゃあ「やさしくて性格の悪いひと」はありうるね。
「性格の悪さ」は
言葉のとおり「性格」である。
悪い性格のひとが、愛をもって接する姿勢を
取ることはできるのだから。
ブルーハーツ、ありがとう。
性格の悪い自分が消えてしまったようで、かなしかったけど、
そんなことなくて
性格の悪い自分も元気にしているようだ。
もう1つ、自分に言っておこう。
「やさしい」と言われることがあっても、
決してやさしくないんだよ。
やさしくない人間が、やさしくなりたくて
必死に愛をもって接する。
その姿勢が大事なのさ。
今日も「頭サビ9割」にきてくださって、ありがとうございます。
みなさん、1週間お疲れ様でした。
いっぱい飲んで、食べて、笑おう。