アルバイト先に、以前働いていたひとが、やってきた。
ぼくは、その人と面識がなかったけど、
みんなは、幸せそうに話をしていた。
そのひとが
「へへへ」
とわらえば、
みんなは「ハハハ」と、
笑顔になる。
どうやら、大学時代に
長く働いていたみたい。
彼は、社会人になり、今日やってきて、
差し入れもしてくれた。
差し入れのワッフル。
聞くところによると、そのワッフルは
地元で有名なお店のものらしく、
食べるたびに、また
みんなは幸せそうになった。
ぼくもそのワッフルを食べて、今度は
幸せそうになった人のひとりです。
味に感動したけれど、それ以上に
彼の気づかいにも感動した。
差し入れに、20個以上のワッフルを
買っていたんじゃないか。
昔の勤務場所に
差し入れするだけでも、十分なのに、
ひとの出入りがあって
「どれだけいるかも、分からなくなった」
となれば、
よく、差し入れできたなあと思う。20個も。
***
ぼくは、彼の視野の広さにおどろきました。
「差し入れの数」ってのは、その人の「視野の広さ」を表すと思うんですね。
というのも、どちらも
「思いを馳(は)せる」という能動的な行為として、
共通していると思うんです。
差し入れする!となったときに、どれだけのひとが思い浮かぶか。
彼は、たくさんの人が頭にいた気がする。
仕事にしても、
どれだけのひとを想いながら、動けるか。
その点に関しては、それぞれおなじで
その視野の広さがあったからこそ、差し入れにもあらわれたと、思っています。
今日も「頭サビ9割」に来てくださって、ありがとうございます。
みなさんからの差し入れ、いつでも待っています。