自分がひとりであることは紛れも無い事実だ。独り。そのことに気づいている人もいれば、まだ気づいていない人もたくさんいる。
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ぼくは、ひとりで夜を迎えると、すごく寂しい気持ちになる。意味もなく、SNSをみる。それは「自分がひとりじゃない」と思いたくて。社会と繋がっていることを実感したいからだ。更新されているはずの無い頻度で、LINE、Twitter、Facebook、Instagramを繰り返し観て、ちょっと疲れれば観るのをやめる。
この寂しさは、こんなことをしても紛れない。もし隣に誰かがいたときは寂しくないけど、ずっと誰かが隣にいることなんてない。人はひとりである。独り。高校卒業してすぐ、留学したときに、僕はこの事実とはじめて向き合った。
この事実を知らないひと、意外と多い。例えば、就活で「一緒にがんばろうね」と、友だちと約束したとする。だからって、友だちが先に就活を終えても、文句を言っちゃいけない。自分が上手くいってないときに、友だちは上手くいって、何ひとつ助けてもらえなくても、文句を言っちゃいけないのだ。それは結局、人はひとりだから。
ひとりであることは「独り」であり「自分の人生の責任を、自分で負う」と明らめることだ。
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「夜に寂しくなること」だったり、「自分の選択を人のせいにしないこと」だったり、人がひとりである以上、知っておくべきことがいくつかある。その前に、まず「自分がひとりである」を知っておこう。
糸井重里は、
Only is not Lonelyだと書いた。
僕なりに言えば、
You're not only, but lonely.かもしれないね。